映画をみたがネタバレ注意 |
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ジョゼと虎と魚たち。
平凡な大学生と、足が不自由な女の子の恋物語。
彼は彼女を青い車に乗せて、自分の実家に連れて行こうとする。
道中、水族館はしまっていたけど、冬の海で貝殻を拾い、魚の館というラブホでご宿泊。
たぶん、このたわいもない風景は、ジョゼの心に刻みつけられて、
一生ジョゼはこの思い出と生きていくんだと思う。
ジョゼに外の世界を見せておいて別れるのは、本当に仕方が無いことだけど、
ジョゼには閉ざされる世界をただ受け入れるしかないのが、苦しいなと思った。
自分は大人だし、足に障害とかは無いから、文字通りおんぶして背負われることはないけれども、
男性が、この女性を背負いきれないって気持ちになって、(好きな気持ちはあっても)別れる、
って心情がよく分かってしまった。
だから、妻夫木と同じように男泣きしてしまったよ。
どんなに楽しくって、一緒にいたいと思っても、相手の一生に責任取れるかっていわれると
責任は取れないっていうか、腰が引けてしまうっていう感覚。
腹をくくれないのだ。
あと、映画の最後で妻夫木が、ジョゼを、
別れても友達になれる種類の女の子ではないからジョゼには二度と会わないだろうっていってたけど、
友達になれない種類の人間であっても、何度でも会いたくなるから、そこは、自分は未練がましいとおもった。
友達になれない種類は、1人で生きることができる人種なんだと思う。
ラストシーンのジョゼの後姿は強かった。
犬童一心、これとメゾンドヒミコは好きだった。
タッチとかつまんないのも撮ってるけど。
投稿者 u8achq | 返信 (2) | トラックバック (0)